全日本選手権の感想
こんにちは!
スタッフの小林です!
16日土曜日に全日本選手権を見に行きました!
試合を見た感想をいくつか書いてみようかと思います!
この日はシングルのベスト4決定、ダブルスの準決勝以降の試合が行われました。
【女子シングル】
伊藤美誠選手VS浜本由選手
両者若手の試合で浜本選手はドライブ主戦の戦術を伊藤選手はドライブ、スマッシュ、バック表ソフトラバーによる変化+攻撃の戦術を取ってました。
1セット目は浜本選手のドライブにタイミングが合わず伊藤選手が後手に回りセットを落とす流れでしたが2セット目以降タイミングが合い得意の速攻プレーで圧倒していました。
そんな中の戦術で伊藤選手は浜本選手のバックサイド気味に少しだけ台から出るサーブを出し、浜本選手にバックドライブを緩くさせ、そのボールを上から攻め込む戦術が徹底してました。
伊藤選手のサーブが甘く入ると浜本選手も回り込みやバックドライブ強打ができたのだと思うのですが回転、コース、高さを厳しく出していたので緩いバックドライブでのレシーブになったのだと思います。
この時見ていて思ったのは中学生ながら戦術を徹底できるクレバーな考えが一番驚きました。
【男子シングル】
張一博選手VS丹羽孝希選手
注目のサウスポー対決で結果はご存知の通り今大会絶好調の張選手が勝ちましたが丹羽選手にもチャンスがあったように見えました。
丹羽選手が低い弾道でバック対バックのラリ―に持ち込んで張選手のブロックを崩しフォアハンドで決める展開に持ち込もうとしてましたが張選手のブロックが崩れなかったのが試合の分かれ目だったかと思います。
今大会ラリー戦で絶好調だった張選手はむしろラリー戦に持ち込むような姿勢だったと思います。
サーブは丹羽選手が5~7割の力でしかチキータができない配給をしてラリーに持ち込み、レシーブはツッツキとストップを使い分けて主に丹羽選手に持ち上げさせてラリーに持ち込む戦術だったと思います。
丹羽選手にフルパワーのチキータをさせない事とフルパワーの3球目攻撃をさせないでラリーに持ち込む戦術が光ってたと思います。
この試合も戦術が光ってました!
【男子ダブルス】
鹿屋・松生ペアVS山本・平野
ダブルスの準決勝でお互い右と左のペアでした。
序盤目立ったのは松生選手台上攻撃と切れたYGサーブ、鹿屋選手の攻撃力でした。大きなラリーをリコーペアが制して細かい技術で早稲田ペアが対抗しているような流れを中盤から早稲田ペアが盛り返す展開になってました。
この時平野選手を初めて見た私は左の平野選手がバックハンド主体のプレーをしていたのが驚きました。グリップや待ち方の関係からなのか1セット目はフォアハンドドライブをほとんど振らずバック主体。
序盤はその球が取りずらそうでしたが中盤から平野選手がフォアドライブをストレートに数本打ってたボールも取りにくそうでした。
また最終セット中盤までは早稲田ペアが勝っていましたが、リコーペアは攻めの姿勢を崩さず最後まで自分達のプレーをして逆転に成功しました。
決勝は時間がなくて見れませんでしたがリコーペアにもチャンスがあったとの事で激しい試合だったのだと思います。
全体を通してトップ選手の技術精度の高さや弱点や得点パターンを見つけた時の徹底ぶりが非常に勉強になりました。
4年ぶりに会場に行った全日本選手権はとても刺激的でした。それまでは毎年会場に行っていたのですが。。。
動画で見る卓球と実際会場で見る卓球は参考になる度合いが全然違いますので機会があれば皆さまも会場に足を運んでみてください。
今週土日にナショナルトレーニングセンターで公認コーチの継続研修会に参加して来ます。その時には元世界チャンピオンの偉関晴光さんや羽佳純子さん、渡邊将人さんの講義があり勉強して来ますので内容をまた書いてみたいと思います!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。