【レビュー】ヴェガプロ FL【ラケット】

お久しぶりです、たくつうスタッフの鎗田です!

レビューが遅くなってしまい、すみませんm(__)m

XIOM製ラケットのヴェガプロのレビューです!!約2ヶ月がっつり使用してみましたので、そのレビューをどうぞ!

ちなみに、以前に書いた外観などの簡易レビューにラケットの基本情報や玉突き時の感想などを書いていますので、そちらも併せてご覧ください!!

※このラケットの前はバタフライ社のビスカリアを長く使用していたので、「薄めのALCアウターラケット」と比較しての感想が多くなります、ご注意くださいm(__)m

打ってみると・・・

ヴェガプロはゼフィリウムエックスカーボンを採用したアウターラケットですが、上板に軟らかめの木材を採用している、上板がやや厚い(?)、特殊素材層がやや薄い(?)、軽量個体であった(80g!!)、などの理由から、軽打時は普通のアウターラケットより食いつきがあり、やや木材ラケットに近いマイルドな打球感でした。ただインナーラケットよりは金属っぽさが感じられる不思議な打球感でした。

弾みについては、台上などの細かいプレーでは特殊素材というよりはやや硬めの木材ラケットのような飛びで、しっかり短くコントロールできます。特にストップやガッツリ切るツッツキなどの弾みを抑えたい技術がGOODで、アウターラケットとは思えないような止まり具合でした!

一方で、少し台から離れて強打時は、特殊素材らしいカチンという打球音で鋭く飛んでいきます。飛距離・スピード、共に問題ありません!ただ、一発で抜き去るような球はビスカリアの方が出しやすく感じましたね。最近は5mm中盤くらいの板厚の特殊素材ラケットが多いので、そういったラケットと比べると弾道はやや直線的でしなる感覚は弱いです。ですが逆に、スマッシュやブロックのような技術は板に吸い付きながら弾ける感覚で、ヴェガプロの方がやり易く感じました。

まとめ

個人的には、飛距離の幅に驚かされました!!一般的に、よく弾むラケットは台上でも弾んでしまいコントロールが難しくなりがちで、逆に弾みの弱いラケットは細かい技術は良いのですが、中陣くらいまで下がるとなかなかを得点源となるような強打が打てなかったりと一長一短であることがほとんどです。ですが、ヴェガプロに関しては細かい技術ではしっかり弾みを抑えることができ、強打では十分な威力の球が出ます。

強打時は一般的な特殊素材ラケットと遜色の無い弾みなのに、サーブ・レシーブなどの細かいプレーでポワンと浮いてしまうことが無い、というアウターラケットには初めて出会いましたね!七枚合板は似たような性能があるのですが、板厚が厚く感覚が合わなかったり、思い通りの球を出すのに特殊素材ラケット以上のインパクトが要求されるので扱いづらかったり、と私のレベルでは扱うのが大変で、ついつい楽な特殊素材ラケットに逃げてしまいます…

実際に木材ユーザーの知り合いに打ってもらった際にも「特殊素材なのに軽打は全然弾まないけど、ちょっと力を入れると急に飛びだすね!」「下がっても特殊素材らしく楽に飛距離が出せる!」という100点満点の感想をもらいました(笑)

こんなユーザーにオススメ!

台上などの細かい技術が暴発して困っている特殊素材ユーザーや特殊素材にチャレンジしてみたい木材ユーザーで、かといって7枚合板は扱いづらくて困る、という人にはヴェガプロのような扱いやすい特殊素材ラケットはピッタリだと思います!!

また、XIOMのラケットのヴェガシリーズは平均重量がとても軽いので、最新のスピン系テンションを両面に貼りたいけど重くて振りきるのが大変…と思っている方にも非常にオススメです!!逆に、ぶっ飛びラケットのような「THE 特殊素材!」というラケットを求めている方や、中・後陣でのラリーを良くする方には弾みの面で不満が出てしまうかもしれません。まだまだラケット界ではマイナーなXIOMですので、私のように「他の人とは違った用具を使いたい!」と思っている人にも良い選択ですね(笑)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

こちらの記事もおすすめ

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。