【レビュー】新製品「インナーフォースレイヤーALC-S」回転と安定性抜群の万能ラケット!
商品概要
現在卓球界で大人気のインナーフォースレイヤーに新作をご紹介します。既存のインナーフォースALCよりも板厚が薄くなり掴んで飛ばす事に特化し安定感を上げた性能のラケットです、安定するという事は相手よりもミスの回数が減りやすく終盤に逃げ切れるよう差がつく事になります。ブレードサイズはインナーフォースレイヤーシリーズと同じ大きさで157×150となっており、グリップはインナーフォースレイヤーALCと同じサイズになっており、グリップの色は濃い青色です。
回転量と安定性を活かし台上で先手を取り攻めるインナーフォースALC-S
フォアのテナジー05との相性が非常に良く非常に回転量の多いドライブが打てました。しっかりと高い弧線を描き相手コートへ送る事ができる上に打球感覚が手に伝わりやすいので力加減のコントロールがわかりやすく『どのくらいの力で、どれくらいの飛距離が出る』などの距離感を体で覚えるのもスムーズにできました。回転の多いボールを安定して送れる強みがインナーフォースALC-Sにはあります。ストップやツッツキなどの台上技術がやりやすく安定するので細かい技術で相手に打たせずに甘く入って来た球を攻め込む事ができます。バックはヴェガヨーロッパDFを合わせて使用しました。こちらはバックブロックの安定性の非常に高く相手のドライブに対して回転をかけて伸ばすブロックがやりやすく回転量と安定性に特化したラケットという実感を感じながら打つ事ができました。また柔らかいラバーと合わせると高い金属音が鳴るのでリズムが取りやすく感じます。
オススメユーザー・戦術
平均重量は85gですが今回試打で使用した個体は少し重めの物で92gした。グリップもFLを使用しましたが比較的太めのグリップである事から手にフィットするのは男性の方が多いかもしれません。太めのグリップが好きな女性の方にもオススメです。戦術として合うユーザーとしては前陣~中陣で試合を進め、安定感を大事にしているスタイルの方にオススメです。台上のコントロールが良いので相手が打てなかった所を先手を取って攻めるようなプレーができる上、打球点が落ちてしまった際に持つような感覚でドライブができるので粘るプレーも可能になると思います。『回転量がもっとほしい!』『パワーはあるのに安定感がないから自分の技術が得点に繋がらない』という悩みを持った方にぜひオススメしたいラケットです。
カットでも使用してみました。
打球点の高い所でカットすると直線弾道のカットになり攻撃的なカットになります。攻撃用のラケットなので球足が速く守備的なカットではなく攻撃的なカットになりました。しかし!打球点が落ちた所でカットするとフワッとした安定感のあるカットを送る事もできました。いずれも力を入れ過ぎない事が条件になってきます。
今回使用した用具
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フォア:テナジー05 | バック:ヴェガヨーロッパDF |
コメント ( 5 )
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弾みなどが近いラケットとして何が挙がりますか?
弾み近い物はハッドロウVK・ハッドロウSK・コルベルが似ています。
硬さなどを考慮するとハッドロウVKが一番近いかと思います。
できたら、インナーカーボンで答えて頂けませんか?
他社になりますがヤサカのデュラングルスーパーインナーが近い感覚でした。
いずれにしてもボールを掴むような感覚があります!
ありがとうございました!