【レビュー】新製品「輝龍」!粘着ラバーの悩みを解決する新しい粘着!
こんにちは!スタッフの渡邊です!
今回のレビューはヤサカの翔龍に続く粘着テンションラバー「輝龍」です!
翔龍が大ヒットラバーになったこともあり、たくつうでも発売前から多くの予約をいただきました!
まず輝龍は
粘着ラバーの全てを解決するラバー
と謳われています。
粘着ラバーの良さは「回転がかかる」「クセ球がでる」といった点ですが
それなりのデメリットもありました。
・扱いが難しい
・飛距離が出ない
・打球感が鈍い
・重量が重い
これらのデメリットを全て解決しているとしたらかなりの高性能ラバーです・・・。
というか、最強ラバーに近いのではないでしょうか!
この謳い文句通りのラバーなのか確かめるべく試打をしましたので参考にしてください!
また翔龍との比較も行っています!
目次
前陣でのピッチの早いプレーに最適!
カット前(トクアツ)の重量が59g。粘着のなかではかなり軽い! |
コンセプト通り軽いので、パワーがなくても前陣で連打することが可能です!今までの粘着ラバーは重く、パワーのある中国選手のようなプレイヤーでなければ前陣で扱うのは困難でした。しかし輝龍ではその重量面が改善され、パワーがなくても前陣で振り切れるような軽量設計になっています!振り抜きがいいので前陣でのピッチの早いドライブがとてもやりやすく、相手を詰まらせることができます!現代卓球にマッチした粘着ラバーといった印象があって、扱いやすさも合わさりライジング気味の連打は安定してコートに入ります!しかも粘着ラバー特有のカーブドライブやシュートドライブもやりやすく広角に打ち分けるのが簡単です!さらに印象的だったのはカウンタードライブのやりやすさです!相手が打ってきたドライブに軽くふりを合わせてあげるだけでクッとかかって返ってくれます!しかもコースに打ち分けるのがやりやすい!これはかなり実践でも使えると思います!一発で抜くようなカウンタードライブはやはり角度とタイミングが必要ですが、ラリーのなかで変化をつけるカウンタードライブとしては相手のコードでバウンドも変化しますし粘着特有のナックルブロックと組み合わせれば相乗効果でさらに得点を重ねることができると思います!
飛距離は出しやすい!翔龍よりも低く直線的?
スポンジの気泡は翔龍より少し荒いぐらい。 |
やはり、スポンジが翔龍よりも2°柔らかくなったことで食い込ませる打法がやりやすく飛距離が出しやすいです!擦る打法は粘着なのでもちろんバツグンに良いのですが、さらに当て気味に打つとグッと食い込んでスピードのあるボールがでます!「バチン」という音で粘着ラバーにしては直線的に飛んでいきます!これはあくまでも当てて打った時なので、擦り打ちをしたときは弧線を描いて飛んでいきます!若干柔らかいスポンジなので打つのが楽なんですよね!力を入れなくても粘着特有の変化が出てくれる。これはかなり良いですね!ミート系の打法も粘着ラバーのなかではピカイチだと思います!ナックルになりますしミート時には回転に鈍感な気がします!「ループでグッとかける→スピードドライブorミート系」という一連の流れを早いピッチで打つことができます!これは輝龍特有のやりやすさですね!後陣まで下がるときつさは感じますが中陣であれば引き合いもなんなくこなせます!従来の粘着よりもイメージ通りの軌道を描いてコートに入ってくれると思います。
粘着シート+ミディアムスポンジで台上技術は◎
シートは触った感じでは割と粘着がある |
粘着シートに翔龍よりも2°柔らかいスポンジを合わせた輝龍は、ツッツキやストップ、チキータがかなりやりやすいです!特にチキータのやりやすさを今まで使ったラバーのなかでもダントツに好感触でした!ピッチの早い卓球には台上を支配することがとても重要です!この点でも輝龍が前陣のピッチの早い卓球に向いていることが分かります!いままでガチガチの粘着ラバーを使っていた方は、この柔らかさに最初は戸惑うかもしれません(柔らいので浮いてしまうかも?)。慣れれば自在にコースに振り分けられると思いますし、今までの粘着ラバーは「ハードスポンジ+テンション」もしくは「回転重視のミディアムスポンジ」といったジャンルしかありませんでしたが輝龍は「ミディアムスポンジ+テンション」といった究極のバランスで仕上げられたラバーになっています。
硬すぎるラケットでなければどのラケットにも相性◎
今回は以下の3本のラケットと組み合わせました。
・アコースティック(一般的な5枚合板)
・ローズグレイド(ハードな五枚合板)
・デュラングル(カーボン)
結論から言うと私はアコースティックが一番感触が良かったです!逆にローズグレイドは食い込ませたときに弧線をあまり描きませんでした。アコースティック自体、粘着との相性はいいのでしっかりしなり安定した弧線を描いて飛んでいきます。ガッツリ当てれば飛距離も出ますしバランスがよい組み合わせでした。デュラングルはカーボンなので少し打球感がカチカチしていました。それが逆にブロックでナックルになりコントロールもよく狙ったコースにプッシュ気味に押し込むことができましたね!硬いラケットに合わせるとドライブ系の技術が少し難しくなりますがミート系の技術は独特の粘着らしいボールが出ます!柔らかいアコースティックのような合板ではどちらともバランスの良い粘着らしいドライブから直線的なドライブまで両方をこなせると思います!
ピッチ重視の方・粘着をあきらめていた方・初中級者の粘着1枚目
先ほどから書いている通り、輝龍は前陣でのピッチの早いプレイに絶大な力を発揮することが分かりました。粘着なので低く短く切れたサービスが出せ、台上ではチキータやストップで先手が取れる。ライジング気味のドライブはしっかり台に収まりカーブ・シュートドライブは変化が出やすいです!決定打のスピードドライブも飛距離の面での改善で打ち抜くこともできます!また粘着を使っていた方で何かの理由であきらめてしまった方にもおすすめです!「回転は満足だけど重さが重い」「硬くて食い込ませられず飛ばない」など良い部分はあっても悪い部分が理由であきらめてしまった方は輝龍ではそういった面はすべて改善されています!一度試してみる価値はあると思います!さらに初中級者の粘着ラバー1枚目にも向いていると思います!粘着ラバーとしては使いやすくサーブやツッツキも切れるのでそれだけで得点源になると思います!スマッシュも打ちやすいのも初中級者にとっては大きなメリットでしょう!
総合評価
※10段階評価
ドライブ…7
ミート…6
ブロック…6
ツッツキ…8
カウンター…9
輝龍は前陣向きのラバーだと今回の試打で感じました!カウンターやチキータを多用し現代卓球をするのに適しています!最近はバランスの良いラバーが流行っていますが、まさにそれの粘着ラバーバージョンといった感じです!回転量を生かしたプレーにミートやスマッシュのしやすさ、軽量化などの扱いやすさの向上といった誰にでも使える粘着ラバーに仕上がっていると思いました!いい意味で粘着ラバーぽくないというか、随所に粘着らしさはあるのですが当て気味で打つとテンションラバーぽい打球が出ます!なので今までキョウヒョウや翔龍、中国系の粘着ラバーを使っていた方はしっくりこないことがあると思います。逆に言うと今粘着を使っていて満足している方や、今より回転量やクセ球を求める方にはおすすめはあまりできないかもしれません。どちらかというと輝龍は新しいタイプの粘着ラバーとしてとらえるほうが良いかもしれませんね!現代の流れにマッチしたバランスタイプでありピッチの早い卓球を目指せるラバーだと思います!
↓↓ヤサカのもう一つの新商品「エルフラーク」のレビューはこちら↓↓
コメント ( 7 )
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久しぶりにコメントします。
輝龍、ひかれますね。
最近、バックでの変化がつけやすいと言う理由でV>01スティフを使っています。
粘着系=フォアのイメージがあるのですが、ブロックでの変化をつけやすくするためにバックに使うのも、考え方として有りなのでしょうか?
記事を読ませていただく限り、輝龍は有りかなぁーって感じてます。
いつもコメントいただきありがとうございます!
使用した感じではバックの使用はありだと思います!チキータが特にやりやすくレシーブから先手を取ったり、変化をつけるのには適していると思います!
ブロックも回転系のブロック、フラット系のブロック両方とも安定感があると思います!ただし強粘着のラバーに比べると変化は出にくいです!変化と使いやすさの両立といった感じですかね!
輝龍の赤のシートを使ってるのですが、黒のブルースポンジだとどんな感じなのでしょうか?
メーカー(ヤサカ)としてはスポンジの色によっては性能は変わらないとしています!どういった理由でスポンジの色を分けているのかはわかりませんが、性能が違うとなると別商品として扱わなくてはいけないので、性能は同時のようです!
こんにちは
このラバーは前陣向けで前中陣ドライブ型には合わないでしょうか
ラケットはskカーボンですがこのラケットに合うでしょうか
教えてください
こんにちは
skカーボンには翔龍は合うでしょうか
あのー
輝龍をバックに貼って、
テナジーフォアでもいいん?
輝龍(厚)の重さは?