プラクソン450をカットで使用した感想
こんにちは!たくつうスタッフの小林です。
今回は大人気ラバーandroの【プラクソン450】をカット主戦型の私自身が使用した感想を書かせていただきます。
まず使用したラケットは【コルベルFL】フォアに【プラクソン450 赤 2.0】バックに【タキネスチョップⅡ 黒 アツ】です。
用具だけ見た友人には「お前の用具は一体何なの?カットしたいの?攻撃したいの?」と言われてしまいました(笑)
答えとしては『カットも攻撃もどちらもしたい。あわよくばカットラリーに持ち込む前に得点したい』と言うのが私の思いです。
元々は粘る事がメインのプレーだったのですが練習量的にも肉体的にも、また周りの技術、用具の進歩的にも粘るだけでは勝つ事が難しく、プラボールになりカットが打ちやすくなってしまっているので防戦一方では厳しいと思い弾む用具を使うようにしました。
本題の【プラクソン450】の使用感想に戻ります。
このラバーは以前書いた弊社スタッフの渡邊によるレビューを見ていただくとわかる通りスピード系テンションラバーでスピードが出しやすいです。
★弾道と球速★
カットで使用してもスピード系の特徴が生かされて球速の速い攻撃的なカットが出せます。
弾道が直線的で速いので相手は差し込まれるような感覚があり打ちにくそうです。
カットを切った時も直線弾道になりやすくナックルカットを打った時のような鋭さがあるので相手は弾道で判断しにくくなると思います。
※打球点を落とし過ぎると直線的なカットはやりにくいので腰位の高さまでに打球しましょう。
★カットの変化幅★
スピン系テンションに比べて回転量は多くないのでは?と言う声がよく聞かれますが切れ味に対しての不満は正直ありませんでした。
無駄に力を入れずスイングを速く意識しダウンスイングすると十分切れましたし、弾くような意識で打球すればナックルカットも出来たので変化幅は十分です。
カット時に力いっぱいラケットに当てて切るような方ですと飛び過ぎてしまう可能性があります。切る際薄いタッチのカットマンにはとてもいいと思います。
【プラクソン450】を使用する前はヤサカの【翔龍】を使用していました。
【翔龍】は粘着テンションなので当てて切るようなスイングをしボールを持って飛ばす感覚でした。
【プラクソン450】は薄く切り、飛ばすのはラバーの弾みで飛ばすような感覚です。
★ツッツキや台上技術★
こちらも薄いタッチで十分鋭いツッツキが出ます。
逆にタッチを強くすると飛び過ぎてしまうのと飛び出しが早いので変化をつけるのは難しかったです。安定感のあるツッツキより攻めるツッツキができるラバーです。
★攻撃系の技術★
攻撃系は文句なしに素晴らしいです!
さすが攻撃用ラバー!&攻撃用ラケットですね(笑)
サーブ3球目などの速攻でも得点しやすいですし、カットの展開で後ろにいてもスピードが出やすいので得点できます。
相手は攻撃を警戒してくれたのでカットも効くという相乗効果もありました。
なにより良かったのはスマッシュ系のミート打法です。下回転に対して少し浮いて来たボールをスマッシュしやすく得点しやすかったです。
下回転を打つドライブもシートの食い込みが感じれるのでやりやすく回転を逆にする技術がやりやすかったです。
★総合的に★
カット時に体制を早く作りリラックスしてカットできる方にオススメで、むしろ力を抜く強制法としてもいいと思います。
カットと攻撃のミックスが現代卓球においてカットマンが生き残る一手段と言われてますが【プラクソン450】はその生き残るために必要なバランスを持ったラバーだと思います。
カットの軌道も低く攻撃的な軌道が出るので強打されにくいです。この低い攻撃的なカットも回転量の落ちてしまうプラボール時代で大切な要素だと思います。
回転で勝負しにくくなったならスピードや軌道、短長などのコントロールとタイミングで勝負するのが良いので使いこなせれば勝てるラバーになると思います。
ただしスピード系テンションラバーなのでクラシックラバーから突然変えた方は飛びに注意が必要です。
★最後に★
スピン系テンションで超スピードが出るラバーでもありスピード系テンションの中でかなりの回転がかかるラバーでもあるのでプレイヤーのほしい要素がどちらも期待できます。
また価格も低価格で抑えられているので継続して使いやすいです。
この所高額なラバーが当たり前になっているので、高い=良い物 と言う先入観が生まれがちですが本当に自分に合うラバーが安く手に入れば一番良いかと思います。
今回使用したばかりで寿命がどれくらい持つかが検証できてないので追って記事にして行きたいと思います。
今回の使用用具はこちらから!
コメント ( 5 )
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検索からこちらに来ました。
ヴェガヨーロッパと比べて、
カットの切れ、やりやすさ、を教えてもらえませんか?
こんにちは!
コメントありがとございます!
ヴェガヨーロッパとの比較ですね!
個人的な感想になるので参考程度にしてもらえたらと思います!
カットの切れ味
プラクソン=ヴェガ
プラクソンがスピード系テンションの中でもスピン系寄りなので回転もしっかりかかりました!
カットのスピード
プラクソン>ヴェガ
球離れが速く球速も早く感じました
コントロール
プラクソン<ヴェガ
柔らかく持つような感覚のあるヴェガの方がコントロールは良かったです
攻撃力
プラクソン>ヴェガ
直線的な軌道で飛ぶプラクソンの方が相手も取りにくいらしく決定打になりました!
総合的に考えて・・・
プラクソンは薄いタッチでカットをする方にはやりやすく、ヴェガは食い込ませてカットをする方に向いていると思います。
えふさんがどちらのタイプかにもよりますね!
切れ自体はそんなに変わらないですが球速が速い分相手はプラクソンのカットの方が低く取りにくかったようです!
価格はほぼ同じなので最終的にはえふさんの判断ですね★
また何かあれば気軽にコメントください!!
はじめまして!
検索から此方のページを拝見しました。
僕自身も15年ほどカットマンをしていて、プラボールになり、カットによる変化が難しくなった為、
既存のカット用ラケットから攻撃用ラケットに変更していたので、とても参考になる御話でした!
ありがとうございます。
ちなみに僕はコルベルにF:V15 MAX、B:アンチパワー中を使っているのですが、
コルベルにG1を組合わせたカットマンとしてのインプレがありましたら御教授頂けますと幸いです。
また、テナジーやプラクソン以外にコルベルで試されたラバーの中で魅力的だと思われたラバーがありましたら合せて教えて頂けますと助かりますm( _ _ )m
田中様
コメントありがとうございます!
やはり皆さん弾みや攻撃力などに対しても模索中なんですね!
私自身がコルベルに合わせたラバーはV>15、ファスタークG1、翔龍、ヴェガアジアです。
それぞれの感想をブログに書いてみようかと思います!少々お待ちください!!
御丁寧なお返事、誠に感謝致しますm(_ _)m
ブログの更新、楽しみにお待ちしております!