前陣での早いピッチの卓球に対応していくには?現代卓球にマッチした用具選び
最近では後陣でガンガンドライブを引き合うというよりは前陣~中陣でピッチの早い卓球が主流になってきていますよね。丹羽選手であったり松平健太選手であったり前陣でのカウンタープレーや早い打点での連打をメインのプレースタイルにしています。そんな現代卓球にはなにが必要なのか?紹介します!
ピッチの早い卓球とは
ピッチの早い卓球とは前陣での打点の早い連打・台上プレーで先手を取る・カウンターが主な戦術になってきます。相手に戻るスキを与えず、自分のペースにもっていけることがメリットかと思います。また前陣でプレーするので後陣から威力のあるボールを飛ばしたりというパワーがあまり必要がないので、パワーに自信がない方でも取り入れられる戦術です!ではピッチの早い卓球に適した用具というものはどんなものなのでしょうか。
ラケット
①しなるラケット
ピッチを早くするということでは打点の速さが重要です。バウンド頂点の前に打球をしていくことも多いです。その分上方向にボールを飛ばさないとネットを超えてくれません。ですのでしなりは重要です!基本的には薄いラケットほどしなる傾向が強いです!
②がっちり握れるグリップ
前陣プレー自分にとっても戻る時間が短いです。ですのでフォアとバックの切り返しの速さは重要です。がっちり握れることでラケットの面がブレにくく安定した切り返しができます!また前陣では相手の威力に押されやすいのでしっかり面を固定することで押されにくくなります。
③重心が手元にあること
これも切り返しにとって大切なポイントです。重心が手元にあることで操作性がよくスムーズに切り返しができます!
④弾きの良さ
前陣で決めていく場合は、ミート系の技術も多用します。上から決め込んでいくためには威力をしっかり弾き返せる弾きの良さは必要です!
ラバー
①柔らかすぎないこと
前陣プレーにおいてある程度のスポンジの硬さとコシが必要です。柔らかすぎるとエネルギーロスが大きく前陣での鋭い打球がしにくくなってしまいます。
②シートの引っ掛かりの良いもの
台上技術のチキータなどではシートの引っ掛かりがあるラバーのほうがやりやすいです。常に先手を取っていくためには台上プレーのやりやすさは必須です!
ピッチの早い卓球におすすめなラケット
カルテットAFC
ブレードサイズ:157×150mm 平均重量:91g±
丹羽選手の使用でも人気の高い「カルテットAFC」。板厚が5.5mmと薄く、カーボンラケットにもかかわらずしっかりとしたしなりを感じることができます!丹羽選手のような前陣のカウンタープレーを目指す方におすすめのラケットです!
松平健太ALC
ブレードサイズ:157×150mm 平均重量:86g±
松平健太選手の使用モデルです!ティモボルALCのグリップを薄くしてしっかり握れて左右の切り返し、台上プレーでの操作性がバツグンです!ヨーロッパ選手モデルのラケットはグリップが太いので手が小さい方や女性にもおすすめです!
スワット
ブレードサイズ:158×150mm 平均重量:85g±
リーズナブルな価格と性能の高さから初級者からトップ選手まで幅広くの方に使用されているスワット。重心が手元にあるので操作性がよく7枚合板で弾きも◎!しかも7枚にもかかわらずコントロール性能も良いので初級者~中級者にも扱いやすくバランスの良い前陣プレーを可能にします!
ピッチの早い卓球におすすめなラバー
テナジー25
スピード:13.25 スピン:11 スポンジ硬度:36
前陣プレーに特化したテナジーです!粒形状がテナジーシリーズの中で最も太くのでハード。シートはテナジーなのでもちろん回転はかけやすく台上プレーからミート系に回転をプラスしたプレーが可能です!
V>15 エキストラ
スポンジ硬度:47.5±3
丹羽選手も使用のラバー。コンセプトは相手の強烈なスピンに負けないシート。丹羽選手のカウンタープレーを支えています。またスポンジにコシがあり、打球のレスポンスがとても良いラバーです!弾みも高いので一発で決めたいときもしっかり決めることができます!
輝龍
スピード:10 スピン:13+ コントロール:10 硬度:45°~50°
ヤサカの翔龍に続く新しいの粘着テンションラバー!粘着ラバーは前陣でもプレーに最適な性能を兼ね備えていますが、やや扱いが難しかったり、重いのがデメリットでした。しかし輝龍ではその粘着ラバーの弱点をすべて解決しています!とくに前陣でのドライブ連打のやりやすさはピカイチです!
まとめ
いかがでしたでしょうか!丹羽選手や松平健太選手は格上のプレイヤーにとても強い印象があります!パワーがとても強いヨーロッパ選手や中国選手に勝つにはピッチの速さや自分の展開にもっていくのがとても重要だと思います!とくにあまりパワーに自信のない方はピッチの早い戦術に切り替えることで勝率が上がるかもしれません!私もパワーに自信はありません。どちらかというとコース取りや打球のタイミングに変化をつけてプレーしています。勝つために必要な戦術。戦術を実行するための用具。とても大事なことだと思います!ドライブの威力だけが卓球じゃない!というのを証明していきましょう!
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