【Tリーグ男子開幕戦】吉村真晴のサーブを拾い続け、ラリー戦で勝負をつけた大島祐哉

写真提供 @T.LEAGUE

卓球Tリーグ男子が10月24日に、相撲の聖地「両国国技館」で開幕した。Tリーグ松下浩二チェアマンが「卓球を日本の国技にしたい」という想いで開催にこぎつけた。

記念すべき開幕戦を戦ったのは、木下マイスター東京(以下KM東京)とT.T彩たま(以下彩たま)。KM東京は今や日本を代表する2大エース、水谷隼、張本智和を中心に日本人選手で構成する。一方、T.T彩たまは、韓国のエース、チョン・ヨンシクを中心に、日本、香港のトップ選手で戦う。

試合は水谷がダブルスでチームに貢献し、張本もウォンを3-0のストレートで下すなど、KM東京がマッチカウント3-1で勝利した。水谷・張本の活躍が目立ったが、第2マッチのシングルス勝利で、チームに大きな流れをもたらした大島祐哉に注目した。

大島は、T.T彩たまの日本人エース吉村真晴と対戦した。両者は過去何度も対戦経験がある。「初めから2番手で出場することは決まっていた。吉村選手がダブルスで出場しない場合、2番手で来るのではないかと、チュウさん(チュウ・ジェンシン監督)の予感があった。1月の全日本選手権でも4-2で勝利していたので、実績を買って起用してくれたのだと思う」と起用に至った経緯を話す。

「やり慣れていても、あのサーブはわからない。何回やってもわからない」と吉村のサーブについて触れたが「1本・2本拾えれば、自分のラリー戦に持ち込めると思ったので、それで勝ててよかった」と勝因を語った。

レシーブを拾う原動力となったのが、チキータレシーブだった。「チキータレシーブは比較的できていた。吉村選手は緊張してロングサービスのミスが多かった。ロングサービスは出してこないだろうと予想できたので、思い切ってチキータを入れることができた」と続ける。

大島自身も「緊張していた」という。「第1ゲームの入りは手が震えていた。なかなか落ち着くことができなかったが、そこでジュースの末取れた事が、精神的にも大きかった」と大きな緊張感の中、少しずつ落ち着きを取り戻していたようだ。

Tリーグ開幕戦は、世界を経験している選手であっても、すごい緊張感と戦っていたようだ。「ああゆう環境、クアラルンプールで開催された世界選手権と雰囲気が似ていたので、その時の経験が生かせた。このような試合を日本で開催できたことは大きい」と感慨深げに振り返る。

「初代王者」を目標に掲げた大島。ダブルス後の2番手に出場する選手として、チームに大きな流れをもたらしてほしい。大島が2番手で安定した戦いぶりを続ければ、水谷も張本も自分の役目に徹することができる。そうなると「初代王者」の椅子は、より大きく見えてくるだろう。

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  1. アバターT

    ニッタクのブラッドウッドって言うラケットを試打して下さい